<免税でお買い物>
2023/11/14
コロナ禍が落ち着き、海外からの旅行者が多くなりました。彼らの訪日の目的の一つは「免税店」でのお買い物です。日本の居住者がそれらのお店で免税を受けられるのは、海外旅行に行くときだけです。でも、免税店のタイプによってさまざまな制約があります。
1. 「TAX FREE」の市中免税店
国内で消費せずに海外に持ち出される品物(化粧品や食品などの消耗品、ブランド物や家電製品の一般品)の消費税だけが免税になります。しかし、金額制限(5千円以上、50万円以下)があるうえ、購入した品物を必ず国外に持ち出すという誓約書を提出し、出国時にその品物を所持している必要があります。
2. 空港の保税免税店
旅行を開始して羽田や成田空港での出国審査を済ませれば、「DUTY FREE」の免税店があります。そこでは、消費税のみならず関税や酒税なども免税になります。自身が旅行中に食べたり使ったりする消耗品など(特に輸入品)を買うのがお得です。しかし、帰国時に免税範囲があることを忘れてはいけません。1品目1万円以下は免税ですが、海外で購入した品物と合わせた合計が20万円を超えると、持ち帰った品物にも関税と輸入消費税がかかります。
3. 「DUTY FREE」の市中免税店
銀座の三越や東急プラザなどに限られますが、空港の保税免税店とほぼ同じように関税や酒税も免除される買い物ができる免税店があります。しかし、品物の受取りは後日、空港での出国手続きの際になります。
つまり、手間と暇をかけても免税での節約は1回の旅行で最大、数万円程度です。自身のためでなく、お友達や大切な人へのプレゼント・お土産として免税品を買うのが一番だと思います。